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次元をかけるオタク

「新感染 ファイナル・エクスプレス」ネタバレ感想

ずっっっと見たかった、「新感染 ファイナル・エクスプレス」という名の韓国のゾンビ映画をやっっっと見ました! マ・ドンソク(韓国の俳優さん)のプロモーションビデオだと聞いていましたがその通りでしたね! 視聴後一日は「好きな男性のタイプ:マ・ドンソク」になる映画でした! (※効果には個人差があります)

 

~~雑なあらすじ~~

妻と別居中の主人公、娘に誕生日プレゼントは何がいいか聞くと「お母さんに会いたい」と言われる。ところが、妻のところへ行くために娘と二人で乗り込んだ高速鉄道が、ゾンビウイルスに感染した客を乗せたまま発車してしまってまあ大変! 次々感染していく乗客たち、パニックに陥った 逃げ場のない車内でむき出しになるエゴイズム、果たして 主人公と娘は無事生還できるのか!?!?

~~雑なあらすじ・完~~

パニック映画苦手芸人なのですごく疲れたけど、おっっっもしろかったよ! おすすめ!

以下がっっっつりネタバレしてます!

 

 

 

 

 

 

 

 

中村悠一!!!

主人公の吹き替えが中村悠一さんだったんです最高~~~~~!!! 一番最初に好きになった声優さんでして……やっぱ中村さんの声大好きだわというのを再確認しましたね……耳が幸せ(一億年ぶりに言った)……。

 

・マ・ドンソクがやべえ

っていうのは聞いてたけど、ほんとにやばかった。1人で「ドンソクいけー!」「いいぞー!! ドンソクさいこーー!」などと応援しながら見ていたのですが、途中で死ぬという情報は持ってなかったし思ってなかったので、盾となってゾンビの群れに吸収されていったときは何が起こったかわからなかった……。あとで再会できると思ってたけど、そら生きてねえわな……群れに覆われてたもんな……つらかった……。

 

・えっ 人死にすぎじゃね?

「この人も死ぬの?? マジ??」っていうのがたくさんあった……。エゴイズム全開クソ爺がいる(そして最後の方まで生きてる)んですけど、こいつのせいで人がどんどん死んでいくんですよ……。

 

<クソ爺のせいで死んだ主要人物①:みんな大好きマ・ドンソク>

ゾンビの群れの中をなんとかくぐり抜けた主人公やマ・ドンソクたち生存者が、クソ爺たち別の生存者が籠城する車両まで辿りついて中へ逃げ込もうとするのですが、クソ爺たちは扉を開けようとはしないんですよ。その後そこをなんとかこじ開けて逃げ込むんですが、「次の車両への扉が開くまで!」と1人でゾンビを抑えていたマ・ドンソクは間に合わず、妊娠している妻のことを主人公に託してゾンビの群れに飲み込まれてしまって……ううっ……。

主人公「あんたのせいで死ななくていい人が死んだんだ!!(うろ覚え)」

わたし「そうだそうだ!!」

その後主人公たちは「ゾンビの間をくぐり抜けてきたのだから、感染してないって言いきれないだろ!」と連結部(?)へと追い出されてしまうのですが、施錠した直後に車両の中にゾンビがなだれ込んできて……という。車両の中から聞こえる悲鳴をバックに薄く笑う主人公がとても印象深かったです(ゾンビなだれ込みに主人公は関与してない)。

しかしクソ爺は死ななかった!

 

<クソ爺のせいで死んだ主要人物②:高校生男女コンビ>

車両へとなだれ込んだゾンビから辛くも逃げることができたクソ爺は 、同じく逃げ切った乗務員と二人でトイレへ籠城。「この電車はここで止まり、別の車両に乗り換えて目的地へと向かいます」という運転手のアナウンスを聞き(この辺うろ覚え)、トイレから出る瞬間に乗務員をゾンビの方へと突き飛ばして、自分だけ脱出します。追いかけてくるゾンビを引き連れたクソ爺が向かう先には、高校生男女コンビが。クソ爺に身代わりに(? うろ覚え)されてしまったせいで感染してしまった女子高校生を抱きしめて泣く男子高校生。そして女子高校生は男子高校生に噛みつき……という。悲しい~~~! ここ二人も生き残ると思ってたんです……。

そしてクソ爺は生き延びた!

 

<クソ爺のせいで死んだ主要人物③:主人公>

運転手が乗り込んで発車させた列車に向かって走るクソ爺と、それを追いかけ追いつくゾンビたち。クソ爺に気づき、助けようと列車から降りて駆け寄ってきた運転手を身代わりに、クソ爺は列車に乗り込みます。場面は変わって、主人公と娘、マ・ドンソクの妻は、なんとかゾンビを振り切って列車に乗り込みます。しかしそこにいたのは、すでに感染・発症しているクソ爺だった―――。なんとかゾンビクソ爺を列車から落とすも、死闘の中で主人公は噛みつかれてしまい……。マ・ドンソク妻にブレーキの場所を教え、泣く二人を運転室に残し、娘のことを思いながら、列車から身を投げるのでした……。

主人公死ぬんです~~~~びっくりした~~~泣いた~~~。 最後身を投げるところのね、描写がね、影なんですよ。地面に映った影の動きで、「ああ、飛び降りたんだな」っていうのが分かるの。ウワ~~~~~おしゃれ(?)~~~~

 

 「クソ野郎に見えるけど、非常事態における人間なんてそんなもの」という意見も分かるんですけど、やっぱ主人公に肩入れして見ちゃうので、クソ爺でファイナルアンサー。正解。

 

 ・最後の「アロハ・オエ」でめちゃめちゃ泣いた

主人公娘とマ・ドンソク妻が逃げ切った先では軍がバリケードを築いていて、銃を構えて「二人こちらにやってきます! 目視では感染者か否か確認できません!」「……撃ち殺せ!」というやり取りをしていまして。ついにトリガーに指がかかって 撃たれる!! となったところで 娘の歌声がバリケードに届き、「生存者だ! 救助!」となって二人は助かるわけです。

この娘が歌っていた歌というのがですね、参観日でお父さんに聴いてもらうために練習してた歌なんですよ。参観日に主人公は結局仕事の都合で行かなかったので、歌えなかったけど。「直接聴かせてあげられなかった歌を……ここで……ううっ」っていう。そして、この歌の歌詞を認識したらもう涙止まりませんでした。別れの歌らしいですね。うっうっ。

 

 

内容への感想は以上です! とりあえず面白かった!

 

私はひねくれ者でして、『泣ける』を前面に押し出されると「絶対に泣かねえ! バーカ!」って思うし、何なら見たくないと思ってしまうので、『最高に面白いマ・ドンソクのプロモーションビデオ』というような薄い情報しか持ってなくてよかったなと思いました(『"泣ける"(or感動)ゾンビ映画』とか言われてたら見てなかったかもなので)。

これは面倒な自分ルールなので気にしてくれなくて全然いいんですけど、人が死んで「感動」って言いたくないんですよね。じゃあこの気持ちはなんて表現するんや って言われると なんでしょうねえ って感じなんだけども。言語化とはかくも難しいものなりけり。終わり。